こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
ある日、なんとなく舌で奥歯を触ったとき、「あれ?」と違和感を感じました。左の最奥の奥歯、いわゆる親知らずの一歩手前の歯に何か引っかかる。鏡で口の中を確認すると、歯が欠けているじゃありませんか!
でも、その時は痛みも出血もまったくなかったため、「まあ、様子見でいいか」と放置してしまいました。
そしてそこから半年――再びその奥歯を舌で触ってみると、さらに大きく欠けていたのです。まったく痛みがないため気づかず、どんどん進行していたのでした。
この記事では、私自身の失敗談をもとに、「歯が欠ける原因」「放置してはいけない理由」「歯科での治療選択肢」「今からできる対策」などを詳しくまとめています。
最初の違和感は「舌ざわりの変化」だった
普段は特に気にすることのない奥歯。私が異変に気づいたのは、舌でなんとなく奥歯をなぞっていたとき。
「ん?なんかギザギザしてる?」という違和感。鏡で見てみると、歯の一部が欠けていることがはっきり分かりました。
ですが、当時は次のような理由で放置を選んでしまいました。
- 痛みが全くない
- 食事に支障がない
- 歯医者に行くのが面倒
この「痛くないから大丈夫だろう」は、完全な誤りでした。
半年間で歯はさらに欠けていた!
半年後、ふとまた舌で触ってみると、最初よりも明らかに鋭利で大きな欠けになっていました。
それでも不思議なことに、痛くもないし、沁みることもない。ただ、見た目は明らかに悪化していて、これはもう「自然治癒では絶対に治らないレベル」だと悟りました。
つまり、私の歯は知らぬ間に「内部で崩壊」していたのです。
歯が欠ける原因は?
なぜ突然歯が欠けたのか。私が歯科で指摘された可能性は以下の通りでした:
過去の虫歯治療跡(詰め物の下で虫歯再発)
詰め物をしていた部分の下で虫歯が再発し、歯の内部がもろくなっていた可能性。
歯ぎしり・食いしばりの癖
寝ているときの無意識の歯ぎしりや、仕事中の食いしばりも大きな要因になります。
加齢やエナメル質の劣化
年齢を重ねるとエナメル質が薄くなり、ちょっとした衝撃でも割れやすくなります。
硬いものの咀嚼
せんべいや氷などをよく噛んでいた場合、知らず知らずに負担が蓄積されていた可能性も。
放置するとどうなる?欠けた歯のリスク
私のように「痛くないから大丈夫」と思って放置してしまうと、次のようなリスクがあります:
- 虫歯が進行する
- 神経がむき出しになると激痛が走る
- 歯の根までダメになると抜歯になる可能性
- 隣の歯まで悪影響が及ぶ
- 口臭や炎症の原因になる
つまり、痛みがないというのは「進行していない証拠」ではなく、「神経がまだ無反応」というだけ。症状が出る頃にはすでにかなり進行していることが多いのです。
歯医者での治療内容は?
結局私は、歯科を受診しました。レントゲンと診察の結果、下記のような対応となりました:
- 中度の破損(神経はまだ無事)
- 詰め物での補修対応
- 歯ぎしり防止のマウスピース作成を提案
幸いにも神経には達していなかったため、クラウン(かぶせもの)ではなくレジン(樹脂)で補修できました。
もし放置をあと数ヶ月続けていたら、確実に神経を抜き、最悪の場合抜歯になっていたでしょう。
欠けた歯を放置してしまう心理と対策
「歯が欠けたけど痛くない」→「そのうち落ち着くだろう」→「まあ、歯医者はまた今度」
これは多くの人が陥るパターンです。
しかし、歯は自然に再生しません。小さな異変の段階で処置をすれば、負担も費用も最小限で済みます。
今からできる対策
- 少しでも違和感があれば、すぐに鏡でチェック
- 口内の変化に敏感になる
- 半年に一度は定期検診を受ける
- 歯ぎしりの癖があるならマウスピース検討
- 食事内容や咀嚼習慣も見直す
定期メンテナンスの重要性を痛感
私が最も反省したのは、「定期メンテナンスを怠っていたこと」です。
以前は年に1度は歯科検診に行っていたのですが、ここ数年は忙しさを理由にサボってしまっていました。
歯は、症状が出る前の予防こそが最善策。特に奥歯は自分では見えづらいため、専門家のチェックが欠かせません。
まとめ:痛くない歯の異変こそ危険!早めのケアを

今回の私の経験を通して、みなさんにお伝えしたいのは以下のポイントです。
- 歯が欠けたら、痛みがなくてもすぐ歯科へ
- 奥歯の異変は舌の違和感で気づける
- 放置すると虫歯・神経死・抜歯につながる
- メンテナンスの最大の目的は「予防」
- 自分では見えないからこそ、定期検診が必須
歯は一度失うと二度と元に戻りません。日々のメンテナンスこそが、生涯自分の歯で食事を楽しむための鍵となります。
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