こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
2025年、私たちの自前の畑では新たな栽培計画がスタートします。今年選んだのは「モロヘイヤ」「ナス」「ジャガイモ」の3品目です。どれも栄養価が高く、日常の食卓に欠かせない定番野菜。特に自分たちの畑という環境を活かし、持続可能な栽培と収穫量の安定を目指しています。
家庭菜園とは違い、しっかりとした畑を持っているからこそ実現できる規模と自由度があります。本記事では、2025年の栽培戦略と準備から実践、収穫の見通しまでを詳しくご紹介します。
モロヘイヤの栽培計画(広さ:約20㎡)
栽培を選んだ理由
暑さに非常に強く、収量も多く、栄養価が極めて高い緑黄色野菜として注目されているモロヘイヤ。家庭菜園よりも規模が大きい畑では、1シーズンでかなりの収穫量が見込め、直売所や知人へのおすそ分けにも対応できます。
栽培概要
- 播種時期:5月中旬〜6月上旬(地温が十分上がるのを確認)
- 種の前処理:一晩水に浸すことで発芽率が向上
- 株間:20cm〜30cmで条播
- 肥料設計:基肥に完熟堆肥+鶏ふん、追肥は月1回の有機液肥
畑ならではのポイント
- 連作障害がないので輪作が容易
- 灌水設備がある場合は自動化で効率化
- 収穫は週2〜3回の摘心で脇芽量産型に
ナスの栽培計画(広さ:約30㎡)
選んだ理由
ナスは自家消費・保存・加工(漬物など)すべてに適しており、自前の畑だからこそ安定した栽培管理が可能な作物。特に、株数を増やしても作業が手に負えないということが少ないのが魅力です。
苗の導入と植え付け
- 育苗は2月から自宅温室でスタート
- 定植時期:5月初旬〜中旬(霜が降りないタイミング)
- 株間:60cm、条間80cm程度でゆったりと
- 畝高:30cm以上の高畝で排水性を確保
畑運用の工夫
- 支柱は180cmのものを使い、三本仕立て
- 土壌分析を行い、カルシウム欠乏を未然に防ぐ石灰投入
- コンパニオンプランツにバジルやマリーゴールドを併用して病害虫対策
ジャガイモの栽培計画(広さ:約40㎡)
選んだ理由
保存性と収穫量を考慮して、ジャガイモは畑栽培との相性が非常に良い作物です。地力の高い畑では大きく育ち、収穫後も専用の保冷庫で管理可能です。
栽培概要
- 品種選定:「男爵」「キタアカリ」「メークイン」の3種を混作
- 植え付け時期:3月上旬(春植え)
- 施肥設計:堆肥中心+控えめな窒素(ツルボケ防止)
- 株間・畝間:30cm/70cm
畑ならではの管理
- 大型管理機を使った土寄せ作業
- マルチ資材の併用で雑草と病害対策
- 天候リスクに応じた除湿トンネルの導入
3作物を同時に育てる畑設計
土壌条件に応じた配置
- 水はけの良い区画にナス
- 保水性を保ちたい区画にモロヘイヤ
- ローテーションしやすい位置にジャガイモ(連作回避のため)
労力と作業効率の配慮
- 作物ごとに作業カレンダーを導入
- 自動灌水・有機液肥タンクの設置で時間短縮
- 草刈りロボット導入エリアを活用(防草対策)
収穫と今後の展望
- モロヘイヤ:6月下旬〜10月まで、ほぼ毎週収穫可能
- ナス:6月〜9月がピーク、冷凍保存や加工にも最適
- ジャガイモ:6月中旬に収穫、一部は秋植えへの伏線として保管
これらの野菜はすべて、自前の畑だからこそ実現できる品質と収量であり、家庭レベルでは難しい「年間を通じた自給・販売・保存」が視野に入ります。
まとめ

2025年は、自前の畑をフル活用した栽培を通じて、より実践的かつ収益性のある野菜作りを目指します。
モロヘイヤの高収量、ナスの多用途性、ジャガイモの保存力という三本柱で、安定した畑運営が可能となるはずです。これから農地を活かした本格栽培を検討している方にも参考になるよう、今後も栽培の進捗や工夫を共有していきます。
畑があるからこそできる野菜づくり、2025年も楽しみながら育てていきます。
コメント