こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
商業高校に通う娘が、高校2年生で日商簿記2級に一発合格しました。簿記2級は、ビジネスの基礎を学ぶうえで重要な資格であり、特に高校生にとっては難関の一つです。試験の内容は高度であり、合格率も決して高くはありません。しかし、適切な準備と計画的な学習を行えば、高校生でも十分合格することが可能です。
本記事では、娘がどのようにして合格を果たしたのか、その具体的な対策と勉強法、使用した教材、模試の活用法、勉強時間の管理、合格後のメリットなどを詳しく解説します。これから日商簿記2級を目指す方や、高校生の子どもが受験を考えている方にとって有益な情報を提供します。
日商簿記2級とは?

日商簿記2級は、日本商工会議所が主催する簿記検定の中級レベルにあたります。合格することで、企業の経理業務や財務管理の基礎知識を持っていることを証明できます。
簿記2級の試験概要
- 試験範囲: 商業簿記、工業簿記
- 試験時間: 90分
- 合格基準: 70点以上(100点満点)
- 試験形式: 記述式(計算問題・仕訳問題含む)
- 受験料: 4,720円(税込)
また、試験の難易度は年によって変動するため、過去問の分析が非常に重要になります。最近では、工業簿記の配点比率が増加傾向にあり、特に原価計算に関する問題が多く出題されています。
娘が一発合格した理由

高校2年生で合格を果たすために、どのような工夫をしたのか?娘が実践した対策を紹介します。
勉強計画の立て方
娘は、試験の約6か月前から計画的に勉強を始めました。主なスケジュールは以下のとおりです。
- 6か月前: 簿記の基礎を復習(商業簿記・工業簿記の基本)
- 3か月前: 過去問を解きながら、苦手分野を洗い出し
- 1か月前: 模擬試験形式で時間を計って演習
- 直前1週間: 弱点補強と総仕上げ
学習のポイントは「基礎の徹底」「過去問演習」「時間管理」です。計算ミスを減らすための練習や、時間内に解答を終えるための工夫が必要です。
教材の選び方
使用した教材は、次の3種類です。
- テキスト(図解付きで理解しやすいもの)
- 問題集(過去問を含むもの)
- アプリ・YouTube動画(通学時間を有効活用)
特に「過去問を繰り返し解く」ことが重要で、5回分の過去問を解き、出題傾向をつかみました。また、YouTube動画を活用することで、視覚的に理解を深めることができました。
学校の授業をフル活用
商業高校のカリキュラムは簿記学習に適しているため、授業をしっかり受けることも大切です。娘は授業中に疑問点をその場で解決し、基礎固めを徹底しました。
模試で本番慣れ
試験本番で緊張しないように、模試を活用。時間配分を意識しながら取り組むことで、本番でも落ち着いて解答できました。また、試験中の時間の使い方を練習することで、焦ることなく問題を解くことができました。
日商簿記2級を取得するメリット

簿記2級に合格すると、さまざまなメリットがあります。
就職や進学に有利
高校生で簿記2級を持っていると、経理・事務職に強いアピールポイントになります。また、大学進学時の推薦入試で評価されることもあります。特に経済・経営系の学部を目指す場合、大きな強みとなります。
お金の知識が身につく
簿記の知識は、家計管理や投資にも役立ちます。娘も「将来自分で事業をしたい」と考えるようになりました。実際に起業を目指す際にも、財務管理の知識があることは非常に有利です。
FP(ファイナンシャルプランナー)や税理士などの資格取得にもつながる
簿記2級は、さらに上位資格(簿記1級や税理士試験)を目指すための基礎となります。税理士や公認会計士を目指す人にとっては、避けて通れない資格です。
まとめ

高校2年生で日商簿記2級に合格するためには、計画的な学習と適切な教材の選定、模試の活用が鍵となります。また、資格を取得することで、将来のキャリアにも大きなプラスとなります。
また、簿記の知識は日常生活にも役立ちます。家計の管理、収支のバランスを考える習慣がつくため、社会人になったときにも応用が可能です。
これから簿記2級に挑戦する方は、ぜひ今回の対策を参考にしてみてください!
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