こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
ある日、ふとスーパーのパンコーナーで「コッペパン」を見かけたとき、脳内に稲妻のように走ったあの記憶。
「そうだ、揚げパンってあったな」
給食で出てきたあの甘くてふわふわの揚げパン。表面にまぶされた砂糖が服にこぼれて怒られたのも懐かしい思い出です。
大人になってからあの味に出会うことって、意外とない。でも、無性に食べたくなる日がある。
そこで今回は、“あの味を家で再現する”というチャレンジをやってみました!
まずは“記憶の中の揚げパン”を整理してみる
揚げパンといっても、地域や世代によって微妙に違いがあるようです。
SNSで集めた「私の思い出の揚げパン」はこんな感じ。
- 「きな粉がまぶしてあった」
- 「コッペパンのまま丸ごと揚がってた」
- 「カリッとしてるのにふわふわ」
- 「甘すぎず、ほんのり塩気がある」
この共通点から、「食パンではなくコッペパンを使い、揚げたてに砂糖をまぶす」がベースということが見えてきました。
材料(2人分)
- コッペパン(市販でOK)…2本
- サラダ油 … 適量(揚げる用)
- グラニュー糖 … 大さじ3
- きな粉(好みで)… 大さじ2
- 塩(隠し味)… ひとつまみ
※アレンジ用として、ココアパウダーやシナモンなどもおすすめ!
作り方:簡単3ステップ!
STEP1:油を温める(160〜170℃)
フライパンや小鍋に油を注ぎ、中温(160〜170℃)に温めます。
温度が高すぎるとパンが焦げるので注意。
STEP2:パンをサッと揚げる
市販のコッペパンを1本まるごと油にIN!
片面20秒ずつくらいで大丈夫。きつね色になったら即座に取り出します。
キッチンペーパーで余分な油を切りましょう。
STEP3:熱いうちに砂糖をまぶす!
揚げたてのパンにグラニュー糖+塩ひとつまみをまぶします。
このときパンが熱いほど砂糖がうまくくっつきます。
【きな粉アレンジ】をする場合は、
きな粉大さじ2+グラニュー糖大さじ1+塩ひとつまみを混ぜておき、同じくまぶすだけ!
実食レビュー:これはもう完全に「給食の味」!
仕上がった揚げパンをひと口食べた瞬間、小学生の自分にワープしました。
・カリッとした表面に、じんわり染みる油のコク
・中はふんわりしてて、甘さが優しく広がる
・口に残る砂糖のザクザク感がもう完璧!
きな粉バージョンも香ばしくて、より「給食感」が高まります。
砂糖を少し控えめにして、大人向けにシナモンやラム酒少々なんてのもアリかも。
家族で楽しむ「揚げパン時間」もおすすめ
今回の再現チャレンジ、実は子どもと一緒に作ったのですが、思った以上に盛り上がりました。
- パンを揚げてるときの香り
- 揚げたてに砂糖をまぶす“お手伝い”
- 砂糖がこぼれて笑い合う時間
食育というより、「思い出を共有する時間」に近い感覚でした。
ちょっとしたアレンジアイデア5選
- きな粉+黒糖:和風最強タッグ
- ココア+粉砂糖:大人ビター風
- ハチミツ+岩塩:トースト感覚アレンジ
- 粉チーズ+砂糖:甘じょっぱい系
- チリパウダー+塩:攻めのスイートスパイシー
いずれも「揚げたて×ひとふり」で変化が楽しめます。
給食文化と揚げパンの思い出
ところで、なぜ“揚げパン”はこれほどまでに愛されているのでしょうか?
文部科学省の資料によれば、揚げパンが給食に登場したのは昭和30年代。
戦後の栄養不足を補う目的で、エネルギーの高い揚げパンが採用されたのがはじまり。
それが今や「懐かしの味」「みんなの思い出」として定着したのは、
たったひとつのパンに家庭では出せない魔法が宿っていたからかもしれません。
まとめ:「あの味」は思い出の中だけじゃない

揚げパンは、たった数百円と10分で作れるのに、食べた瞬間にあの頃の気持ちを取り戻せる魔法のような存在。
給食という“日常の特別感”が生んだ奇跡のメニュー。
そして、令和の今でも作れる“幸せの味”です。
ぜひ週末、あなたのキッチンで再現してみてください。
きっと誰かの思い出と、あなたの今がつながります。
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