こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
「最近、大きな悩みがあるわけじゃないのに、なんとなく胸のあたりがモヤモヤする」そんな経験はありませんか? しかも、それが数日ではなく、何週間、あるいは何か月も続くような場合、原因がわからないことで余計に不安になってしまいます。
実は、私自身まさにそのような状態に陥り、長らく悩んでいました。日常生活に支障が出るほどではないけれど、ふとした瞬間に胸がざわつくような違和感があり、なんとも言えない不快感に襲われるのです。
明確なストレスがあるわけでもなく、仕事や人間関係にも特に問題が見当たらない。周囲からも「元気そうだね」と言われることが多く、自分でも「なぜこんなにモヤモヤするのだろう」と疑問に思う日々でした。
モヤモヤの根源は、意外と「胃」にあるかもしれない

胸が締め付けられるような感覚や、息がしづらいような感覚がたびたび起こり、そのたびに「もしかして心の病気なのでは?」と不安になり、ネットで検索を繰り返す毎日。うつ病や不安障害、自律神経失調症などの可能性を考えました。
実際、私は過去にうつ病を経験していたこともあり、今回のモヤモヤもその再発かと思ったのです。しかし、以前のうつ状態とは明らかに違い、気分の落ち込みや無気力感はそれほど感じられませんでした。
ただ、常に胸のあたりに重苦しい靄のような感覚があり、それが取れない。原因がわからないからこそ、余計にその不快感は増していくように感じました。
そんな中、自分の生活を振り返るうちにある一つのことに気がついたのです。
モヤモヤの原因は「空腹」や「食べすぎ」に潜んでいた?

モヤモヤを感じた日や時間帯をノートに書き出してみると、ある共通点が浮かび上がってきました。それは「空腹時」と「食べすぎた直後」です。
仕事に集中しすぎて昼食を抜いた日、夕方になると決まって胸がソワソワしてきて、気持ちが落ち着かなくなっていたのです。
逆に、焼肉や揚げ物など脂っこいものをたくさん食べた夜。胃がもたれて苦しくなるとともに、胸の奥にずしっとした重みを感じ、寝つきも悪くなる。夢見も悪く、翌朝も気分が晴れないまま過ごすことが多くなっていました。
最初は「たまたまだろう」と思っていたものの、数週間にわたって記録を取り続けるうちに、「これは偶然ではない」と確信しました。
空腹で胃がキリキリするときに、胸のモヤモヤも一緒に現れる。逆に満腹すぎるときも、同じようなモヤモヤ感が出てくる。このようにして、「胃の不快感と心の不快感はリンクしているのではないか」と思い至ったのです。
胃と心は意外なほど密接に関係している

このことを調べてみると、「脳腸相関」という概念にたどり着きました。これは、脳と腸(胃腸)が密接に影響を与え合っているという医学的な考え方です。ストレスを感じると胃腸が弱り、逆に胃腸が不調だと精神的にも不安定になる、という相互作用です。
また、近年の研究では、腸内環境がメンタルヘルスに大きく関与していることも明らかになってきています。腸内細菌のバランスが乱れると、セロトニンといった幸福ホルモンの分泌にも影響が出るのです。
人間の体はひとつのシステムとしてつながっていて、身体のどこかが不調であれば、必ずどこかに影響が出てくるもの。胃が不快であれば、呼吸も浅くなり、それが心理的な不安感やイライラに変わっていく。その逆もまた然りです。
私の場合、どうやら「胃の不快感=心の不快感」と脳が結びつけてしまっているようでした。これは意識せずとも自然にそうなっているのかもしれません。気がつけば、食事に関する習慣が、心の安定にも大きな影響を与えていたのです。
対策:腹八分目とリズムある生活、そして“食後の質”を高める

こうしたことに気づいてから、まず取り組んだのが食事の見直しです。
まず、空腹を無理に我慢しないようにしました。仕事中でも手軽に食べられるナッツやバナナ、ヨーグルトなどを常備し、強い空腹を感じる前に補給することで、心の揺らぎを防ぐように心がけました。
また、「満腹になるまで食べない」ことも徹底しました。おいしいものを目の前にするとつい食べすぎてしまいますが、意識的に腹八分目でやめることを習慣化。これだけでも、食後の胸のモヤモヤ感が大きく減少しました。
加えて、次のような生活の工夫を取り入れました:
- 食事は1日3食、できるだけ決まった時間にとる
- 食べるスピードをゆっくりにし、1口30回噛むよう意識
- 夜遅くの重い食事を避け、消化にやさしいメニューを選ぶ
- 食後すぐに横になるのではなく、軽いストレッチや散歩をする
- スマホやパソコンを見続けず、リラックスした時間を設ける
これらの習慣を取り入れてから、心の不調も明らかに軽減しました。特に効果を感じたのは「食後の過ごし方」です。以前は、食べ終わったらすぐにスマホを見たり、仕事に戻ったりしていましたが、今では10分程度ゆっくりと深呼吸をする時間を設けています。それだけでも、心身の緊張がほどけていくのを実感できるのです。
まとめ

胸のモヤモヤ感が続くと、「精神的に弱っているのではないか」「性格の問題ではないか」と自分を責めてしまいがちです。
しかし、今回の経験を通じて、「心の不調をすべて精神面だけで説明しようとするのは危険だ」と感じました。実際、私の不調は、単純に「胃のコンディション」が原因だったのです。
このように、身体の声に耳を傾けることで、原因が明らかになり、対処法も見えてきます。心と体は別物ではなく、一体であるということを、私たちはもっと意識すべきかもしれません。
「なんとなく不調」が続いている方は、ぜひ一度、自分の胃腸の調子を見直してみてください。食事のとり方、食後の過ごし方、そして1日のリズムを整えるだけで、思いのほか大きな変化が訪れるかもしれません。
「心の問題を、心だけで解決しようとしない」。この視点を持つことが、あなたの毎日をより穏やかに、健やかにする第一歩になるはずです。
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