ギャンブル依存症とGA（ギャンブラーズアノニマス）への初参加

こんにちは。糖分のたぬき（@racoondog12345）です。

ギャンブル依存症は、多くの人にとって孤独な戦いです。誰にも相談できず、自分一人で抱え込んでしまうことが多いのではないでしょうか？私自身も長い間、同じように感じていました。しかし、ある日、自助グループ「GA（ギャンブラーズアノニマス）」の存在を知り、初めて参加してみることにしました。

結論から言えば、「自分だけじゃないんだ」と思えたことで、大きな安堵を感じることができました。今回は、私がGAに初めて参加した体験と、それによって得られた気づきをお話しします。

参加を決意するまでの葛藤

ギャンブル依存症だとは思いたくない、でも現実は違う。そんな葛藤を何度も繰り返していました。

最初は「自分の意思が弱いだけ」「ちゃんと管理できれば問題ない」と思っていました。しかし、気がつけば給料が入ってもすぐに消えていく。借金が膨らんでいく。そんな現実に直面し、ようやく「これはもう自分一人ではどうにもならない」と認めざるを得なくなったのです。

それでも、GAに行くのは怖かった。「知らない人たちの前で、自分のダメな部分をさらけ出さなければならないのでは？」と不安に感じていました。ですが、ネットでGAの体験談を読んでいるうちに、「みんな同じように悩みながら参加している」ということを知り、思い切って参加することを決めました。

初めてのGAミーティング

GAのミーティング会場に到着すると、緊張で心臓がバクバクしていました。「どんな人がいるのか？」「ちゃんと話せるのか？」と、不安は尽きません。

しかし、扉を開けてみると、そこにいたのはごく普通の人たち。年齢も性別もバラバラで、一見すると「ギャンブル依存症」とは無縁そうな人もいました。みんな穏やかで、温かい雰囲気がありました。

最初に「初めての参加です」と自己紹介をすると、メンバーの方々が優しく迎えてくれました。「よく来てくれました」と言われたとき、なんとも言えない安心感が湧いてきました。

ミーティングが始まると、参加者一人ひとりが自分の経験を語り始めました。

「借金で家族に迷惑をかけてしまった」 「やめようと思っても、またスロットに行ってしまう」 「お金を賭けていないと落ち着かなくなる」

それらの話を聞きながら、「まるで自分のことを話しているみたいだ」と感じました。

「自分だけじゃない」と気づいた瞬間

それまで、私は「自分だけがこんなにダメな人間なんだ」と思い込んでいました。でも、GAのミーティングで話を聞いているうちに、「みんな同じように苦しんでいる」「決して自分だけじゃない」ということに気づいたのです。

この気づきは、とても大きなものでした。

私はこれまで、ギャンブル依存に対する罪悪感や恥ずかしさから、人に相談することすらできませんでした。でも、ここでは違います。誰も責めないし、誰も見下したりしない。ただ「わかるよ」と言ってくれる人たちがいる。

その共感が、どれほど心を軽くしてくれたことか。

GAに参加して感じたこと

GAのミーティングに参加して、一番印象的だったのは「希望がある」ということでした。

正直に言えば、ギャンブル依存から完全に抜け出せるのかどうか、不安はまだあります。でも、GAにいる人たちは、何年もギャンブルをやめ続けている人もいるし、依存と向き合いながら生きている人たちがたくさんいました。

「自分もこの人たちのようになれるかもしれない」

そう思えたことで、未来に対する不安が少しだけ和らぎました。

また、GAのミーティングでは、無理に何かを強要されることはありません。「こうしなければならない」というルールではなく、「こうやって回復してきた」という経験をシェアする場です。

その自由さが、逆に「また参加しよう」と思える理由になりました。

これからのこと

GAに参加したことで、私は少しずつですが、前を向くことができるようになりました。

「自分だけじゃない」 「助けを求めてもいい」 「回復の道はある」

これらのことを知るだけでも、大きな一歩です。

ギャンブル依存症は、一人で戦う必要はありません。同じ経験をしてきた仲間がいて、支え合うことができる場所がある。それを知っただけで、私は本当にほっとしました。

これからも、焦らず少しずつ、自分と向き合いながら前に進んでいきたいと思います。

もし、この記事を読んでいるあなたがギャンブル依存で悩んでいるなら、どうか一人で抱え込まないでください。GAのような自助グループが、きっとあなたの助けになるはずです。

私自身も、これからもミーティングに参加しながら、回復の道を歩んでいこうと思います。

まとめ

• ギャンブル依存症は孤独な戦いだが、一人ではない
• GA（ギャンブラーズアノニマス）には、同じ悩みを持つ仲間がいる
• ミーティングでは強制されることはなく、安心して話ができる
• 「自分だけじゃない」と思えたことで、大きな安堵を感じた
• 回復の道はある。焦らず、一歩ずつ進んでいけばいい

もしあなたもギャンブル依存で悩んでいるなら、GAのような場所が助けになるかもしれません。勇気を出して、一歩踏み出してみませんか？