こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
いつもの食事の中で義父が畑で育てていた「ししとう(獅子唐)」が食卓に上がることがありました。
今回はそんな「ししとう(獅子唐)」にまつわる記事をお話をさせていただきたいと思います。
さて食卓に上がった「ししとう(獅子唐)」ですが、まずは義父が1本食べてみたところ
辛すぎて食べられない!
と言って箸を置きました。
私もどの程度の辛さなのかと怖いもの見たさで、食卓に上がっている「ししとう(獅子唐)」を1本いただいたところ、苦みはあれど辛さは全くありませんでした。
「ししとう(獅子唐)」にも辛さの度合いがあるのだろうか?と考え、義父が残した「ししとう(獅子唐)」を食べてみたところ・・・
ゲホゲホ!ゴホゴホ!辛すぎるっ!
と義父と全く同じ反応をしてしまいました。
私の食べた「ししとう(獅子唐)」と全く違い辛さ・・・
これはやはり「ししとう(獅子唐)」には辛さの度合いや辛いものと辛くないものがあるのではないかと思い調べてみました。
そもそも「ししとう(獅子唐)」とは?
「ししとう(獅子唐)」とは正式には「ししとうがらし(獅子唐辛子)」と呼ばれるものになります。
これは先端が獅子の頭に似ているから「ししとう(獅子唐)」と呼ばれるようになったと言われております。
「ししとうがらし(獅子唐辛子)」の名前からわかる通り、「ししとう(獅子唐)」はトウガラシ属の野菜になります。
なお「ししとう(獅子唐)」はトウガラシ属の品種の中では辛みがほとんどない品種になります。
しかし育て方などにもよるのかもしれませんが、中には辛い「ししとう(獅子唐)」も含まれていることがあります。所謂「ハズレ」ですね。(当たりというのかもしれませんが)
だいたい10個に1個辛い「ハズレ」が含まれていると言われているそうです。
辛い「ししとう(獅子唐)」の見分け方
だいたい10個に1個の割合で辛い「ハズレ」に当たるわけですが、あんなにも辛いものがあるとしたら、ちょっと「ハズレ」の「ししとう(獅子唐)」は引きたくないレベルです。
どうやったら辛い「ししとう(獅子唐)」を見分けることができるのか、いろいろ調べたところ完璧ではないですが辛い「ししとう(獅子唐)」には特徴があるそうなので、それを記載したいと思います。
- ヘタの部分が一番辛い
たしかに一番辛かったのはヘタの部分でした。
逆に言えば、このヘタの部分をとって調理してしまえば一番辛い箇所を取り除いて食べることが可能になります。 - 形がおかしい・いびつ
辛みの原因は別にありますが、ストレスをうけた「ししとう(獅子唐)」は辛みが強いそうです。そしてストレスをうけると成長が鈍くなったり形として表面に現れる為、不自然な形になることが多いようです。よって不自然な形の「ししとう(獅子唐)」は避けましょう。 - 種が少ない
見た目以外の判別としては種の数が少ないものほど辛みが強いらしいです。
辛い「ししとう(獅子唐)」は種が少なく、通常の「ししとう(獅子唐)」より3分の1ほど種が少ないそうです。 - 調理時に香りが強い
香辛料と同じで、香りが強いほど辛みが強いと言われており、ツンとした刺激の香りがある場合は気を付けたほうがよいそうです。 - ヘタの上部が丸い
通常「ししとう(獅子唐)」の上部は多角形なのですが、丸くなっているものは辛いものが多いそうです。
100%の精度で辛い「ししとう(獅子唐)」を見分けることができませんが、上記に気を付けていれば、ある程度は辛い「ししとう(獅子唐)」は排除できそうですね。
そもそも「ししとう(獅子唐)」が辛くなる原因
「ししとう(獅子唐)」は暑さや水不足によりストレスを多大に受けると辛みが段々と増していきます。
「ししとう(獅子唐)」はもともと唐辛子の中まで食べやすいように品種改良されたものですが、極度なストレスを受けることによって原種である青唐辛子の遺伝子が呼び起こされるのか、辛みをもった「ししとう(獅子唐)」が出来上がってしまうわけです。
所謂一種の防衛本能が働くからではないかと言われているようです。
また暑さや水不足の環境は夏場になることが多いようです。
夏場は昼夜問わず厚さが続きストレスが溜まりまくります。また雨も降らなかったりで水不足になり極度のストレスにさらされる条件が整ってしまうわけです。
さらに唐辛子は25度以上になると辛みが増えると言われており、唐辛子の仲間である「ししとう(獅子唐)」も同様のことが起こるようです。
よって夏場の「ししとう(獅子唐)」は避けるべきで、夏前や夏後に、辛くなさそうな「ししとう(獅子唐)」を選んで購入することをお勧めします。
最後に
今回食べた「ししとう(獅子唐)」は義父が育てていたものですが、「ししとう(獅子唐)」の成長期に夏場のような暑さが続き、雨も降らなかった時期が一時的に続いたタイミングがありました。
義父もかなりの量の野菜を作っている為、全てに水をやることができず一部の「ししとう(獅子唐)」にとっては極度のストレス環境下におかれた結果、とてつもなく辛い「ししとう(獅子唐)」が出来てしまったという訳ですね。
また食べた後に気が付いたのですが、実際、種の多さ、見た目のいびつさ、上部の形など辛い条件が揃っているものだったような気がします。
はっきりいってあの辛さは青唐辛子と同等の辛さでそのまま食べるレベルのものではありませんでした。
よって皆さんは辛い「ししとう(獅子唐)」の見分け方を見て、なるべく辛くなさそうな「ししとう(獅子唐)」を選んで購入しましょう!
辛いのに挑戦したい方はどうぞ、逆方面に行ってください。口の中の痛みを楽しめますので(笑)
コメント