こんにちは。糖分のたぬき(@racoondog12345)です。
我が家の長女も今年、小学校を卒業する運びとなりました。
元号が変わり「平成」から「令和」となり初の卒業式。
そのような改元後初の卒業式だったところがほとんどだったと思います。
しかし、残念なことに今年は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、春休みに入る2週間前には臨時休校となり、最後の小学校は卒業式以外は幕を閉じたのです。
卒業式が中止になってしまい残念な思いをした方も大勢いるかと思います。
そんな中、幸運なことに山形では時間を短縮する形で、参加者も限定されてしまいましたが、卒業式は行うこととなったのです。
しかし短縮卒業式の為、通常の卒業式とは大分様子が違う形となりましたので、記録として書いておきたいと思います。(後にも先にもこういったことはないかもしれませんので)
通常の卒業式の流れ(式次第)
さて短縮卒業式でなかった場合の流れは、通常であれば以下のような流れかと思います。
- 保護者入場
保護者は祖父母・両親等数名が参加します。 - 来賓入場
PTA会長等数名が入場します。 - 卒業生入場
卒業生が入場します。 - 開式の言葉
開式の言葉を宣言します。 - 国歌・校歌斉唱
国歌・校歌を歌います。 - 卒業証書授与
名前を呼ばれたら、壇上に1人1人あがり卒業証書を受け取っていきます。 - 校長祝辞
校長先生の長いお祝いの言葉です。 - 来賓祝辞
PTA会長等数名による来賓の方々の長いお祝いの言葉です。 - 来賓紹介並びに祝電披露
来賓の方々の紹介と祝電の読み上げです。 - お別れの言葉・卒業の歌
答辞・送辞・卒業生の呼びかけ・卒業の歌・在校生の歌です。 - 閉式の言葉
閉式の言葉を宣言します。 - 卒業生退場
卒業生が退場します。
だいたい上記のような流れで、2時間程式を行い、お昼を兼ねて先生たちとの謝恩会という流れでしょうか。通常通りであれば、長女の通う小学校もこのような流れで進む予定でした。
しかし今回は全国的に大規模イベントの中止や延期等が相次ぎ、臨時休校となった学校も卒業式は中止・延期となってしまったところが多い中、長女の小学校(同一市内の公立小学校)は短縮卒業式という形で執り行うことになりました。
また式後に行う謝恩会も非常に残念ながら中止となりました。
最後に先生を含めてワイワイと楽しめる場が無くなってしまったことは本当に残念でした。
さて肝心の短縮卒業式がどのようなものだったかといいますと・・・
短縮の卒業式の流れ(式次第)
短縮卒業式は下記のような流れで行われました。※マスクは全員必須
なお、在校生は参加しておりません。純粋に卒業生・先生・保護者のみとなります。(カメラマンはいましたが)
また保護者が入場する前にPTAの解散式と報告、謝恩会中止と給食休止による清算・通知表配布・謝恩会時のプレゼントの受け渡しがありました。臨時休校によりまとめて式が始まる前に、本来卒業式前後で行うことをやる必要があったようです。
- 保護者入場
参加者は1家庭2名迄と限定されました。
座席の間隔は全員かなり広めで取られていました。 - 来賓入場
来賓は保護者の代表であるPTA会長のみとされました。 - 卒業生入場
卒業生が入場します。 - 開式の言葉
開式の言葉を宣言します。 - 国歌・校歌斉唱
式次第には掲載されていましたが急遽無くなりました - 卒業証書授与
名前を呼ばれた卒業生の前に、校長先生が前に行き1人1人卒業証書を授与します。
授与された卒業生は一度後ろを向き保護者に顔を見せ着席します。 - 校長祝辞
校長先生の長いお祝いの言葉です。 - 来賓祝辞
PTA会長1名による長いお祝いの言葉です。 - 閉式の言葉
- 卒業生退場
以上の流れで短縮卒業式は閉式となりました。
呼びかけや卒業生の歌、在校生の歌は式にはなく、なんともあっさりした卒業式でした。
最後はクラスと保護者毎と卒業生ゼインの集合写真を撮り終了となりました。
なお途中途中で換気タイムがあったのですが、体育館は日もあたりづらいことから上着を着ている方が大勢いました。(換気をするとやはり冬なので寒いです。晴れていてよかったです)
※余談ですが、トイレにいった際に聞こえてきた話で、体育館の換気をした際に本当に換気をしたのか写真をとって教育委員会に送らなければいけないと言っていました。そこまでしなくてはいけないのですかね。
突然の卒業生の呼びかけと卒業の歌
さて卒業式もあっさりと終わってしまい、短い卒業式であまり感動がなかったとも思いましたが(感慨深いものは当然ありました)、卒業生は長いお祝いの言葉が無くてよかった思っていたのではないでしょうか。
集合写真も終わり、後は変えるだけなのかなとおもっていると卒業生が集合写真の場所からいつまでも下りず、片付けでもするのだろうか?と思っていると突然呼びかけが始まりました。
※この呼びかけは通常流れで行うはずだったものをかなり短縮したもので、全員が呼びかけを行うわけではなかったようです。
呼びかけ後、私たちに卒業の歌の2曲を聞かせてくれました。
この呼びかけと卒業の歌は卒業生の間で決めたもので学校側が決めたものではなかったそうです。
突然始まった呼びかけと卒業生の歌。慌ててビデオを回しながら聞いていました。
本来であれば、卒業の歌とそれに答える在校生の送る歌で感動のシーンで目から水が零れる予定だったのですが、それもなく少し寂しさを感じていましたが、ここにきて突然のサプライズ!
ビデオを回しながら目から水が零れそうになるのを堪えていましたよ私は。
歌いながら泣く卒業生もいました。やっぱり感動には涙はつきものですよね!
その後、謝恩会は中止になってしまったので卒業生や先生たちが入り乱れて写真を撮ったり、話をしたりしていましたが、短縮卒業式には時間制限があるのか、アナウンスで「〇〇分以内に校内からご退出をお願いします」とありました。
謝恩会が無いのだから、もう少し先生・生徒と楽しく話していてもいいだろうとも思いましたが万が一ということもありますし、仕方がないので時間ギリギリまで娘を待ちました。
でもまぁ校舎から出た後も皆結構集まって長く話していましたけどね(笑)
最後に
今回の卒業式は参加者の限定・時間の限定・マスク着用必須等、異例中の異例ではありましたが、厳かな雰囲気の卒業式というよりは、卒業生を祝う会みたいな感じでした。
在校生・来賓がいなく、座席の間隔が広い為、保護者が割と自由に動けカメラやビデオを撮ることができましたし、卒業生も臨時休校になるまでの練習しかなく基本説明だけを受けての所作だった為、動きもわりとバラバラになってしまっていました。(それも楽しかったですが)
※全員マスクを着用というのはインフルエンザが流行っている時期だと結構あるそうです。
ビシッ!とした式も思い出に残るでしょうが、これはこれでまた楽しい思い出として子供たちの心の中に残ったのかなと思うと、短縮ではありましたが卒業式を行う決定をしてくれたことは大変感謝たいと思います。
また今後の前例という意味でも、令和における歴史の1ページに残ったのではないでしょうか。
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